MV
作詞:堀
作曲:堀
Lyric
そうだった 買ったんだった
勝手にくたばったような愛も
思っていたより容易いもので
手を伸ばす必要もなくて
さっき割ったんだった 笑って
堅かったはずの口を
やさしい言葉 へし折れた鼻
その他諸々の火種のような
思想とか 幻想とか
初めて置き去った思い出の傘に気付く
どれだけ逃げたって
元の場所になんて 言えないだろう
たった一粒の雨に濡れる
弾けて散らばった
愛の形なんて見えやしないから
どうやって知ったんだった
とっくに塞がった穴の中
隠したもの 抱えているもの
もう取り戻せないもの
演奏とか 喧噪とか
また取り繕った欺瞞の跡をなぞる
誰かのせいだって
夢を見ていればばれないだろう
たった一言で雨に濡れる
滲んでは拭った
君の姿だけは見続けたいから
単純なことだった どれもこれもが理想なんだ
そうやって気付いたんだ この手にはただ理屈ばっか
規則正しく変化していく記憶の中
変わることない傘の色
光は過ぎ去って 思い出の影に気付く
どれだけ逃げたって
目の前に広がってこっちを見張っているんだ
きっと冷えた体の熱が
隠したもの 抱えているもの
取り戻せないものをあたためるんだ